SV S17 シングル 最終368位

こんにちは!ヒサタカです

SVからランクマを初めて最高順位が取れたので構築記事を書きました

 

【使用構築】

 

【結果】

 

【構築経緯】

前期に初手の型がわからないブリジュラスにボコボコにされたところから対策を考え、今の構築の原型ができてそこから調整を重ねた。負け筋としてはブリジュラスを初手突破できないだけでなく2体目も傷を負ってそのまま数的不利な状況にもなり、負けるという展開が多かった

サイクルよりも対面の方が自分のプレイングに馴染んでいると気づいたところもあったので、初手で負けないもしくは負けても無傷で2-2に持っていける初手安定を求めて本構築に辿り着いた

特にBIG6 + ブリジュラスには優位に立ち回れるように設計し、その対面での選出はほぼほぼ決めていた

 

【個体紹介】

ハバタクカミ@きあいのタスキ

特性:こだいかっせい

性格:ひかえめ

テラス:ステラ

実数値:131(4)-x-75-205(252)-163(60)-179(188)

技:ムーンフォース/シャドーボール/エナジーボール/まもる

 

調整

S: オーガポン、ラティ兄妹の最速抜き

C: ぶっぱ

D: 余り

 

半分以上は先発に出した安定感の鬼。前期困っていたブリジュラスをなんとかしてくれたナイスガイ。ひかえめぶっぱなので固いオボンブリジュラスに対しても大体2発で落とすことができる上、タスキなのでメガネにも強く出ることができる

何よりまもるが使いやすく、例えばブリジュラスに対してもムーンフォース → まもるでイバンのみをケアできるなど型がわからない相手に対して安定行動を取ることができた。また先発から引いてサイクルを回す際には後述するキョジオーンで塩づけた後にまもるで相手のダメージ計算をずらせるのも強かった

一番多かった初手対面はガチグマだったが、ガチグマに対しても最初にまもるをすることでノーリスクでテラスを切らせたりブラッドムーンを打ち消してシルクのスカーフノマテラブラッドムーン → しんくうはで落とされる展開を回避できた。向こうがテラスを切らなければ控えめぶっぱのエナジーボールでチョッキガチグマでも半分ぐらい削ることができ、他のポケモンが出てきた時の行動保証を持ちつつ前期きつかった初手ガチグマ対面で突破 or 瀕死寸前まで追い込むことができた。最高の仕事をしてくれたポケモン

 

キョジオーン@たべのこし

特性:きよめのしお

性格:わんぱく

テラス:水

実数値:207(252)-120-198(236)-x-110-58(20)

技:しおづけ/じこさいせい/てっぺき/まもる(PP10)

 

調整

S: ミラー、ヘイラッシャ意識

 

半年以上使っている相棒、絶対なんとかしてくれる男。型がわからないカイリューに対してもどうにかなるという気持ちで投げることができ、オーガポンや積んでくるオオニューラ、パオジアンに対してもてっぺきでBを上げることでしっかり安定感を持って応戦することができた

相手が隠密マント持ちでなさそうで3体目迷った時はとりあえず入れておけば削りを入れることができるので、裏のトドロクツキで一掃できるなど、トドロクツキとの相性がかなり良かった

また、まもるのPPを10にしたことでアンコカイリューにも強く立ち回ることができた。最初にまもるでアンコールを防いだ後、他の技選択 → アンコール被弾を3ループ繰り返せば終わるのと、相手はアンコールが枯れるまでに3回しかキョジオーンに攻撃できないので食べ残しの回復量があるとそこまでダメージを受けずに逆転に転じることができる。

アンコールの効果切れとPP枯れのターンを合わせることで相手視点だとまもるが枯れてることがわからずアンコールするが無効になり1ターン作ることができるし、カイリューはアンコール以外は基本龍舞か羽休めどちらかのみなので先にてっぺきを積んでおけばそこからの塩漬け連打で十分優位に戦うことができた

キョジオをメタられる構築も多くあったため使用頻度最高ではなかったが今期も最高の役割を果たしてくれた

 

カイリュー@たつじんのおび

特性:マルチスケイル

性格:うっかりや

テラス:はがね

実数値:169(20)-160(44)-115-167(252)-108-124(188)

技:エアスラッシュ/れいとうビーム/アイアンヘッド/アクアジェット

 

調整

C: ぶっぱ

S: S12 1位のスポンジさんのSを参考にした(https://spokemon929.hatenablog.com/entry/2023/12/05/175448

 

対BIG6の鬼。上記のS12のスポンジさんのカイリューを参考にした。ひかえめカイリューのエアスラで個人的に苦手だったオーガポンやウーラオスを倒せるのが魅力でそれを今回のシーズン、構築用にアレンジした

相手がカミの裏に固めの積むウーラオスがいることが多かったのでカミをアイへとアクアジェットで倒す → 剣舞を積むウーラオスにエアスラでテラス切られなければ瀕死 or 赤ゲージ、切られても半分近く削れてそのまま倒せるかこちらの3体目で崩せるという流れができ、多くのイージーウィンを作り出すことができた。また参考にした調整のSが良く、固めウーラオスの上を取れたりランドロス対面で上かられいびで一撃で倒すことができたりしたのも強かった

たつじんのおびにしたのは元々とけない氷だとエアスラでラオスやオーガポンが落ちず、するどいくちばしだとランドロスが落ちず困っていたところで両方を満たせるこの持ち物を閃いた。カミへのアイへの火力も上がり、Aは無振りなのでいい感じに相手視点だとAぶっぱと思わせることができるのも良かった

アクアジェットにしたのは固いカミをアイへ + アクジェで落とせるのもあるが、先発のカミは速くないので相手の初手がカミだった時に瀕死直前の相手のカミをマルスケを残した状態で倒したかったため。他にもカイリューより速い先制技持ちのパオジアン、ウーラオス、オーガポンなどに対しても向こう視点だとしんそくがあるため先制技は打ってこないのでSが速くなくてもアクジェで十分だった

 

トドロクツキ@ブーストエナジー

特性:こだいかっせい

性格:いじっぱり

テラス:ひこう

実数値:181(4)-210(252)-94(20)-x-121-168(228)

技:アクロバット/はたきおとす/じしん/りゅうのまい

 

調整

S: オーガポン、ラティ兄妹の準速抜き

A: ぶっぱ

B: 余り

 

崩しの鬼。タケルライコやイーユイといった高火力の特殊アタッカーがキツく、またキョジオーンを軸にした構築だったため隠密マント持ちで積んでくるサーフゴーやラティ兄妹もきつかったのでそれらを見れるポケモンを探した時にトドロクツキに行き着いた

Aが高いのに加えてSも種族値がオーガポンなどを上回っているのが優秀で、上記のポケモン以外にも強く立ち回ることができ、BIG6構築にもよく投げていた

使用時にはなるべくアクロバットを見せないようにはたき落とすでスイープし、最後に相手視点でのテラス択に持ち込めることが多かった。対オーガポンだとこちらにテラスが残っていると相手のオーガポンはじゃれつくが打ちづらく、Sが上回られていたとしても効果いまひとつのツタこんぼうを耐えてじしんで一発で落とせるなどテラスタルの圧が強いのも良かった

 

キラフロル@ふうせん

特性:毒化粧

性格:おくびょう

テラス:草

実数値:158-x-110-154(28)-129(228)-151(252)

技:キラースピン/エナジーボール/ステルスロック/だいちのちから

 

調整

S: ブリジュラスの最速抜き

D: ひかえめブリジュラスのラスターカノン乱数1発 12.5%

C: 余り

 

特殊アタッカーを選抜に導いてくれるので選出がかなり楽になったポケモン

初め前述のカミを育成するまではキラフロルが先発でブリジュラスに勝てる調整をしていたが、ガチグマ対面だとテラスを切られてダメージをそこまで与えることができずにキラフロルが倒されてしまうのと、調整を重ねていくうちにサイクル構築から対面構築に変わり、毒をまくメリットよりも数的不利になるデメリットの方が大きかったので選出はかなり少なかった

ママンボウサイクルにステロ目的で投げていたが構築の欠陥・プレイングの未熟さでママンボウサイクルには余り優位に立つことができなかった

 

ガチグマ@ゴツゴツメット

特性:しんがん

性格:ひかえめ

テラス:毒

実数値:218(236)-x-155(116)-189(132)-85-75(20)

技:ブラッドムーン/ちょうはつ/だいちのちから/つきのひかり

 

調整

HB: ひかえめガチグマのブラッドムーン乱数1発18.75%、パンチグローブウーラオスすいりゅうれんだ確定2発

S: ミラー意識

C: 余り

 

ディンルー構築がきつかったのでその対策として入れた

ちょうはつでステロを防ぎ、物理を硬めにしてつきのひかりで回復しながら高い攻撃力で相手を削っていくスタイルでディンルーにはかなり優位に立ち回ることができた

ドイヒドイデや受けループにも勝てるようにどくテラスにしていたが、受けループにはなかなか勝つことができなかった

 

 

【選出】

・BIG6系+α系 ガチグマ、ハバタクカミ、ウーラオス、ブリジュラスの構築

先発:ハバタクカミ

裏1:カイリュー

裏2はオーガポンやサーフゴーがいればトドロクツキを、パオジアンがいたりカイリューが出てきそうであればキョジオーンを投げた

前述の通りカミがブリジュラスには勝つことができ、ガチグマは勝つか負けてもテラスは切らせることができる。二手目にカイリューを出し、初手で負けていたらアクアジェットなどで倒し、カミかラオスが出てきたらアイへかエアスラッシュで応戦、カイリューやパオジアンが出てきたらキョジオーン引きで対応した

 

・ディンカイサーフ

先発:ガチグマ

裏1:キョジオーン

裏2:トドロクツキ

初手ガチグマでちょうはつを打ってから殴る。サーフゴーが出てきたら殴るかトドロクツキ引き、カイリューが出てきたらちょうはつを打つなどで応戦かキョジオーン引きで対応した

 

・ラティ構築

先発:ハバタクカミ

裏1:キョジオーン

裏2:トドロクツキ

初手にラティが来ることが多いが、十分ダメージが与えられるのと裏のポケモンへのダメージも考慮してシャドボが安定択のことが多かった。後ろがハッサムなことが多いのでキョジオーンに引いてその後ラティにまた引かれたらトドロクツキに引く。一度カミを見てるので相手視点ではどうだんが打ちづらいのも良かった

 

・イエッサン、テツノカシラ、オオニューラ構築

先発:ハバタクカミ

裏1:キョジオーン

裏2:トドロクツキ

ほぼイエッサンの後にカシラかオオニューラなので、イエッサンをムーンフォースで倒した後にカシラが出てきたらトドロクツキを、オオニューラが出てきたらキョジオーンを出していた

トドロクツキのカシラ対面はカシラがS振りなら抜かれるがタキオンカッターを2回耐えることができ、C振りなら確定2発だがSで抜いていて、いずれにせよ後投げでも1回殴ることができるため、それで半分以上削った後水テラスキョジオーンで対応した。水テラス後にタキオンカッター以外で殴ってくるので3体目が物理ポケモン確定なら元気なカミに引いてタスキで耐える → まもるで相手の予想より2回分塩漬けのダメージを入れることもできた

 

・その他、構築的にイーユイやコノヨザルがいると先発に出されがちだったがこの2体にもカミでまもるをしてテラスを切らせたり情報を得た後に安定して殴るなど、強く出ることができた

 

【重い構築・ポケモン

モロバレル入りママンボウサイクル

きのこのほうし、リーフストーム、毒技のモロバレルがキツく、リーフストームはキョジオーンのじこさいせいとまもるで対応できるが、最初のリーフストームで脱出してイーユイなどで崩されるのが特にきつかった

 

・受けループ

1対を対受けループにするより環境に多い構築に立ち回れるようにというコンセプトだったが故に受けループには弱く、ほぼ負けた

 

アシレーヌ

頻度が多くなかったのと単体で本当にきついのはこのポケモンだけだったので対抗馬を用意してなかった故、かなり不利できつかった。カミがエナジーボールを持っているので多少は応戦できるものの、構築コンセプトの数的不利を取らないという動きができず、苦戦した

 

アローラキュウコン

数的有利を取って3匹目を2対で殴っていく構築だったので、オーロラベール→アンコールで裏の固いウーラオスなどに積まれるのがきつかった

 

【最後に】

あまりパーティ構築が得意ではないのでよくいる構築に刺さる構築を作れたのが嬉しく、本当に楽しかったです。特にまもる持ちハバタクカミやたつじんのおび両刀カイリューなどの自分で考えたポケモンが大活躍してくれたり、長く一緒に歩んできたキョジオーンを最後に強く活かすこともでき、レギュFの最後を思い切り楽しむことができました

が、【重い構築・ポケモン】のような環境に全くいないわけではないけど不利な構築もあり、それがR2000に届かなかった要因かなと思っています(もちろんプレイングもまだまだ)。6体並べた時に役割が被っている部分もあり、その役割の濃度を高めて苦手な構築に対するポケモンを用意したいと思ってましたが、相手の選出がズレるのが頭をよぎったり短時間で修正できるような構築力がなかったためそこは修正できませんでした

 

初の構築記事で大分長々と書いてしまいましたがここまで読んでくださった方がいたらありがとうございます!周りにポケモンやってる人がおらず、ポケモン語ったりできる友達が欲しいので良かったら気軽に絡んでください!

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